シンポジウム どうなってるの?諫早湾開門 2014.05.19 更新
農漁共存の地域再生をめざして
2014年4月12日(日)諫早市民センターで諫早湾と地域の現状、裁判をめぐる情勢などをテーマにシンポジウムを開催した。
プログラムは以下のとおり。
1諫早湾をめぐる現状と展望
報告:大島弘三(干潟を守る日 in 諫早 2014 実行委員会)
2.有明海再生を実現するために
報告:堀 良一(よみがえれ!有明海訴訟 弁護団事務局長)
3.諫干・開門Q&A
「農漁共存の開門を実現するために」
4.宣言採択
採択された宣言は以下のとおりです。
「干潟を守る日in諌早2014」宣言
2010年12月、福岡高裁は漁業被害の原因が諫干事業にあることを認め、3年間の開門対策工事期間の後、5年間の常時水門開放を命じる判決を出し、確定した。国は開門すべき義務を負った。しかし、国は今ある漁業被害と諫干事業との因果関係を認めず、3年間の開門対策工事に着手すること無く無駄に過ごし、2013年12月20日の開門期限を守らなかった。
これは漁業者に対する責任放棄であると同時に、国が法治国家をないがしろにする暴挙である。断じて許されない。私たちは『開門なくして、有明海の再生はない』ことを確認し、次のことを国に要求する。
(1)
国は諫干事業と漁業被害との間に因果関係があることを直ちに認めよ。
(2)
国は確定判決の履行義務を果たしていないことに、有明海漁民に謝罪をせよ。
(3)
国は直ちに開門対策工事に着手せよ。
(4)
国は有明海再生のため、早急に開門調査に着手せよ。
以上、本会の総意に基づいて宣言する。
2014年4月12日
「干潟を守る日in諌早2014」シンポジウム
どうなってるの諫早湾開門
農漁共存の地域再生をめざして
現地見学会
翌日13日(日)、集会の関連行事「現地見学会」をしました。
参加者は13名、諫早駅裏に集合し5台の車に分乗して出発。
ボチボチ雨が降りだしていましたが、どうにか行けるようです。
中央干拓地の揚水機場、排水機場。前面堤防の駐車場と進むに連れて雨足激しくなり、傘がひっくり返る。
森山排水機場もそこそこに、前面堤防の展望台へ。
車から出ると、雨が叩きつける。トイレに逃げ込む。坂田さんがユスリカとアオコの写真を出してレクチャー。
容赦なく吹き付ける雨。次は北部排水門。ここはゼヒ見ておきたいポイント。
次は小江干拓地。金子原二郎と谷川弥一のTGFが入植している。
誰もいない畑。干拓地の入植者の一割がリース料金を未納との報道あり。それでも県農業公社は貸してあげる。土地を買取していない県営農場での小作営農では「いい加減な」経営にならざるを得ない。
12時ちょうど、駅裏に帰着。「今度は天気の良か日にご案内します。」で解散しました。
雨でカメラが出せませんでした。文章だけでゴメンナサイ。
Jawan のサイトに諫早湾のレポートが掲載されました。
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