08.09.03更新

「よみがえれ!有明訴訟」の到達と開門にむけての展望学習会

                           有明訴訟弁護団

      とき  9月4日(木)18時から

        ところ  長崎市の県勤労福祉会館3階大会議室

        講師   馬奈木団長、堀事務局長、紫藤弁護士など


 日頃からのご協力に心から感謝致します
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 6月27日の佐賀地裁本訴は画期的な勝利を勝ち取ることが出来ました。しかし、農水省はマスコミを含め国民の「控訴するな、開門せよ」の声を無視して、福岡高裁に控訴しました。ところが、国民の声を無視できず、ポーズだけは開門を前提にしたアセスの実施を言わざるを得ませんでした。これまでの公害闘争の例では、開門しない為のポーズと言われても仕方ありません。農水大臣談話でも、「開門した時の被害の不安」を述べています。

有明弁護団や漁民、支援は、昨年9月から毎月2回上京し、繰り返し国会議員に訴え、全野党が結集している公共事業チェック議員の会の農水省を呼んでの学習会で、開門できない理由を農水省にすべて出させ、一つ一つ潰し、開門できない理由は単に農水省が開門したくない理由であり、技術的には開門できることを明らかにしてきました。長崎県は、開門を前提にしたアセスを含めた農水大臣の控訴談話後も、農水省が述べていた事を繰り返し、干拓地農業者や干拓地近傍の住民、漁業者の不安を煽り立て、開門絶対反対を主張しています。

この夏も、調整池には毒素を持ったアオコが大量発生し、潮受け堤防道路ではかび臭い匂いが広がり、ユスリカも大量発生すると言う調整池の水質悪化がますます進行しています。潮受け堤防外では、赤潮と貧酸素による魚類の大量死と養殖アサリなどの斃死も発生しました。漁業と農業両立の為には、開門し、調整池に海水を導入し、調整池の水質を改善する事が緊急課題になっています。

その為には、県民に正しい認識を持っていただき、県民世論で一部推進派を孤立させる集中した取り組みが求められています。また、9月議会も開催されます。

弁護団では、支援する会とやめさせる会、漁民の皆さん、自治体議員のみなさんを対象に緊急の勉強会を計画しました。馬奈木、堀、紫藤弁護士などが参加し、確信持って活動できるように、多くの皆さんの参加を呼びかけます。長崎を変えていく決定的な学習の場となると思います。よろしくお願い致します.

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