怒りの海上デモ
「諫早湾の開門調査はしない」

農水省のコメントに怒った漁民たちは、4月30日漁船約200隻に分乗し北部排水門に向かった。
2年前のノリの色落ちと不作騒動以来、政府の施策を見守って来たが「もう、ガマンできん」と佐賀の青年層を
主体に、沿岸漁民が結集した。
佐賀県大浦沖で隊列を組み、高くノボリを掲げた指揮船を先頭に午前8時30分、続々と諫早湾に向かった。

上空に取材のヘリが舞う。
頭上に4から5機が固まり、バタバタバタと異様な雰囲気となる。
排水門を前面に集結した漁船からシュプレヒコールがあがった。
「排水門をあけろ」 「宝の海を返せ」 「開門調査をしろ」

漁民の声に合わせて、海岸の市民グループからも声が上がる。
「排水門をあけろ」 「宝の海を返せ」 「開門調査をしろ」

午前j10時、農政局諫早工事事務所の職員を乗せたボートが漁船の中に入る。
要求書を手渡して一連の行動を収束した。

  

  

  

  

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