「諌早湾干拓問題の話し合いの場を求める」
賛同者の署名を募ります。
干拓問題で住民間に多くの異なった考えがあります。
「昭和32年の諌早大水害と開門の関わり」「裁判闘争の目的は漁民の補償金目当てのため」
「開門によって農地はどうなるか」「ミクロシスチンの毒性について」など、見解の違いは多
くの分野に及びます。また、開門問題についての開門反対・賛成の立場からの研究者の講演会
も開かれますが、双方の根拠についてもその見方は大きく異なります。住民や研究者で異なる
見解の例を裏面(下記)にあげてみます。
干拓問題で住民は引き裂かれています。
「旧来の友が開門の是非で絶交状態となった」「ある人の前で干拓問題の話をすると険相な雰
囲気となる」「開門問題は仕事とのかかわりから、個人的な思いは表に出せない」など、諌早
の地域で住民間に亀裂が生まれています。干拓問題がこのように人間関係を壊す状態がこのま
ま続くことは諌早市民にとって不幸なことです。
解決の糸口は |
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住民の異なる考えをそのままにしては、将来にわたって郷土を守り育てるための活力も弱っ
てしまいます。私たち市民が干拓問題のそれぞれの分野で、事実や情報をしっかりつかみ、
それを市民間で共有することが今何よりも求められます。
そのことが解決の糸口につながると思います。
諌早のまちづくりを含めた議論も必要です。
健やかな人々のきずなと大切な自然環境のもとで暮らすことは誰しもの願いです。私たちは
、諌早をどのようにして住みよい地域にするか、干拓問題と合わせて考えたいと思います。
宮脇淳教授(北海道大学)は次のように指摘しています。「裁判という車輪のほかに企業、
教育機関など、利害関係者以外の市民が地域の将来をどうするのか、議論を進める必要がある
。裁判は、勝っても負けても地域に亀裂をもたらし、対立構図が深まってしまう」
裁判の行方は
今年の1月22日に長崎地裁は開門賛成・反対の弁護団、国に対して和解勧告をしま
したが、その内容は農漁共存・万全の防災対策を示さず、農漁業者・市民が共有で
きる方向に向かうのかどうか、協議の進展は不透明です。
代表世話人 古賀 勝 福田 憲治 事務局連絡先
854-0062 諌早市小船越町670-15 横林 和徳 ℡ FAX 26-6602
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呼びかけ人
池永敏彦(長崎大学名誉教授 多良見町) 尾崎正義(洋画家 白岩町)
黒田洋子(元教員 白岩町) 江島昭徳(農民 森山町)
末永次利(司法書士 東小路町) 髙谷記史(一級建築士 中尾町)
高村 暎(元諌早高校教員 大村市久原) 富田満男(医師 宇都町)
中路邦男(本町) 福田靖宏(鏡円寺住職 髙来町)
平原健治(髙来町) 福岡洋一(長崎県展審査会員(書部)白岩町)
宮﨑正隆 (諌早自然保護協会会長 山川町) 宮地 昭(諌早社会保障をよくする会長山川町)
桃下 大(昆虫研究家・農学修士 小長井町) 山口光昭 (正福寺住職 栄田町)
山口八郎(郷土史家 天満町)
他に181人(5月21日現在)
以下に パンフ 「諫早湾干拓問題の話し合いの場を求める」 賛同者を募ります。
を張り付けて、設立の経過を紹介します。
諫早市周辺の方々を対象に「呼びかけ人」を募り、呼びかけ人が「賛同者」に署名し
て頂き、その署名を添えて行政や関係団体に要請します。
下記のように見解は違っても、話し合いの場を持つことが大切と考えます。
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681億円の工事費必要。 |
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漁業補償金 |
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