諫早湾開門・地元説明会  20130831更新   

かねてから私達が要望していた地元住民への説明会が、九州農政局の主催で諫早市でありました。

開門に反対する地元住民団体は、「開門を前提にした話には応じない。」との姿勢であり、自分達のメンバーにボイコットを呼びかけました。

当日の参加者は70名程度で、質疑の中でもいわゆる「反対派」としての主旨の発言は無く、会場には開門推進の市民のみという寂しい説明会でした。

長崎県知事はじめ、開門に反対する方々は「地元の理解無しに工事の強行はさせない。」と言いながら、説明会には出て来ない。

さらに「県民の安全、安心を損なうような開門には断固拒否する。」などと「体を張ってでも開けさせん。」と言って農水省を牽制しています。

県知事や市長、議員の方々の役割は、対立する意見を取りまとめ、みんなの納得のいく方法を追求することではないのでしょうか。
開門反対の集会に参加して、ハチマキをし、拳を上げて扇動する姿には、とても「公僕」の姿ではありません。

私はこの会場で農水省に対し、「関係者が一堂に会し、円卓会議で知恵を出し合う場を作って下さい。」と要請しましたが、農水省は「今後、説明会のあり方も含め、持ち帰ってどうするか検討する。」

説明の中で「調査が終わった5年後には、門を閉める。」と断言し、参加者からは「何のための開門調査だ。」「開けて、良い結果が出ても閉めるのか。」「調査の結果でその先を判断すべきではないのか。」など、「官僚答弁」に一斉に反発の声が上がっていました。


  農水省・九州農政局のメンバー

   空席が目立つ会場

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