有明海ノリ漁民・窮状を訴える   


2011.12.26 更新



有明海全体にノリの赤腐れ病が広がり、ノリ採取のシーズンに入っての異変に漁業者には深刻な影響が広がっています。
入札や共販でも、地域によるバラツキはあっても、去年の半分から一割と報道されています。
2,000年の有明海の「ノリ大不作」の再来が懸念されます。

海の様子は有明漁協のノリ漁師・シノさんのブログ「すべてのことがらに『感謝』」へ。


「よみがえれ!有明裁判」弁護士の仁比聡平さんの呼びかけで事務局長の岩井さんにお世話頂いて実現し、現地の島田島原市議、共産党長崎中部地区の寺田委員長も参加してくれました。
島原市有明漁協のノリ生産者17名に奥さん達も来られて、30人程から窮状を聞き取りました。




 
現在秋芽の採取から12月の冷凍網の張り込みにかかる時期ですが、網に付けたノリの芽が流れて育っていない。今年は10月の網の張り込みの時期に、排水門から大量に何度も排水された。
「粘りのある泥状の物質」が網に巻きついてノリが育っていない。
有明漁協の養殖網は調整池の南部排水門に近い所に張っているので、排水の影響をモロに受ける。



ノリ養殖(網は海水の中)
   
ノリ芽が流れ、網は陸に揚げた
   黒がノリ、緑はアオノリ、青は網の色
   白っぽく見えるのが「粘りのある泥状物質(乾燥し白く見える)」
隣の瑞穂漁協にもお邪魔しました。
状況は一緒。漁民の方々は一様に「調整池の排水ば、何とかしてくれ。」とおっしゃっています。
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