干潟を守る日2010in諫早シンポジウム
『生物多様性年』〜急ごう!干潟救出と開門調査
4月10日(土)午後1時〜5時30分 諫早市長田町 みのり会館 で開催しました。
1997年4月14日の諫早湾閉め切りは、いのち豊かな諫早干潟を消失させ、これを境に有明海異変といわれる深刻な漁業不振が干拓事業完成後の今も続いています。長期にわたる開門調査を国に命じた2008年6月の佐賀地裁判決が出た後も、国は従わずに控訴する一方、「開門アセス」なるもので開門の判断を先延ばしにしています。
農業と漁業が共生する有明海沿岸地域の発展のために賢明な政治決断が求められます。今まさに「開門調査待ったなし!!」です。
シンポジウムには110名、現地視察には20名の方々が参加していただきました。
【主な内容】
講演:諫早干潟と有明海の生物多様性(佐藤正典・鹿児島大学教授)
諫早湾調整池の真実(高橋徹・熊本保健科学大学教授)
止まらない沿岸湿地の開発〜諫早湾水門開放を巡る戦い
(堀良一・有明弁護団事務局長/ラムサール・ネットワーク日本共同代表)
報告:開門調査と防災問題(菅波完・有明海漁民市民ネットワーク事務局長)
漁民、市民からの報告、泡瀬・長島からの応援メッセージ
討論:開門調査の実現に向かって
現地視察:4月11日(日) 午前9時~12時 JR諫早駅西口集合・解散
諫早湾新干拓地、潮受け堤防ほか