諫早市長からの回答書

 

2004年4月14日に諫早湾干拓事業に関する申し入れをしておりましたが、5月27日付けで文書による回答

  がありました。


 以下にその回答内容をお知らせします。(原文のまま)


1.  諫早湾干拓工事を中止して、「ノリ不作等第三者委員会」が示した「中・長期開門調査」を速やかに実施する 
   よう
長崎県及び国に要請すること。

回答)

 中・長期開門調査については、諫早市としてはこれまでの見解どおり、防災や営農上、予測し難い  
 多くの不安があり、到底受け入れることはできません。

  

2.「中・長期開門調査の結果、有明海異変の主要因が諫干事業にあると判断されたならば、事業を根本的に見

  直し、諫早湾干潟の復元と有明海再生のために潮受堤防の撤去ないし改造を含む事業の転換を図るよう


  崎県
及び国に要請すること。

回答)

 中・長期開門調査については、去る5月11日の亀井農林水産大臣の最終判断のとおり、実施されない

  ことになりました。

 

3. 諫早地方の水害対策については、引き続き排水機場増設、かんがい・排水路整備などを進めるとともに、

   高潮及び津波に耐えうる海岸堤防の改築を国と県・市の責任で行うこと。

回答)

 諫早市の治水対策については、国や県の支援をいただきながら、河川及び中小排水路の改修ならび

  に排水機場の増設などを推進してきたが、今後も治水対策は積極的に推進して参りたいと考えていま  
  す。

  なお、諫早湾域(諫早市)の海岸堤防の高潮対策については、潮受堤防の完成により必要ないと考え

  ています。

 

トップページに戻る